「マンジャロを使うとはげるって本当?」「最近、抜け毛が増えた気がする」と不安を感じていませんか。
マンジャロは、GIPとGLP-1という2つのホルモンの受容体に作用する、週1回使用する注射薬です。日本では2型糖尿病のお薬として承認されています。[3]
マンジャロなどのGLP-1関連薬を使用した方に、脱毛がみられたという報告はあります。ただし、現時点ではマンジャロが直接脱毛を引き起こすと断定できません。急激な体重減少や食事量の低下、栄養状態の変化などが関係している可能性もあります。[1][2]
この記事では、マンジャロと脱毛に関する研究をもとに、抜け毛が起こると考えられる理由や、気になったときに確認したいことを解説します。
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マンジャロで「はげる」って本当?脱毛との関係

マンジャロなどのGLP-1関連薬を使用した方に、脱毛がみられたという報告はあります。ただし、マンジャロを使用すると必ず抜け毛が増えるわけではなく、直接の原因かどうかもまだ明らかになっていません。
2026年に発表された大規模研究では、マンジャロの有効成分であるチルゼパチドを含むGLP-1関連薬の使用者は、ほかの糖尿病薬の使用者と比べ、脱毛のリスクが高かったと報告されました。[1]
一方、この研究だけでは、お薬そのものの作用によるものか、体重減少や食事量の変化を通じて抜け毛が増えたのかまでは判断できません。脱毛には、栄養状態やストレス、ホルモンの変化、持病なども関係するためです。
なお、日本のマンジャロの電子添文では、脱毛は副作用として記載されていません。[3] 現時点ではわかっていないこともあり、マンジャロと脱毛の関係については、今後さらなる研究が必要です。
マンジャロと脱毛に関する研究
GLP-1関連薬の使用者では脱毛リスクの上昇が報告されている
2026年に医学誌『BMJ』へ掲載された研究では、GLP-1受容体作動薬やチルゼパチドを使用した2型糖尿病の方と、ほかの糖尿病薬を使用した方の脱毛リスクが比較されました。[1]
その結果、GLP-1関連薬を使用したグループでは、比較対象となったお薬に対して脱毛リスクが37〜68%高いという関連が示されています。[1]
これは「使用した方の37〜68%に脱毛が起きた」という意味ではありません。比較対象に対してリスクがどの程度変わったかを表す数値であり、実際に脱毛した方の割合とは区別して考える必要があります。
また、観察研究では、お薬を使用した方の体重減少量や食事の変化など、ほかの要因が結果に影響している可能性も残ります。マンジャロと脱毛の関係は示唆されているものの、直接的な原因とまでは確定していないのが現状です。
体重減少の大きさが関係する可能性もある
マンジャロとは別のお薬ですが、ウゴービの臨床試験データでは、体重が20%以上減少した方の脱毛発生率は5.3%、20%未満だった方では2.5%と報告されています。[4]
この結果は、急激または大幅な体重減少そのものが、抜け毛の引き金となる可能性を示しています。ただし、ウゴービのデータであるため、マンジャロを使用した場合の発生率として置き換えることはできません。
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マンジャロ使用中に抜け毛が増えると考えられる理由

急激な体重減少
体重が短期間で大きく減ると、体にとって負担となり、髪の成長サイクルが乱れることがあります。その結果として起こりうるのが「休止期脱毛症」です。[2][5]
休止期脱毛症では、成長期にある髪の一部が通常より早く休止期へ移り、しばらくしてから抜け毛が増えます。マンジャロに限らず、厳しい食事制限や減量手術、病気、出産など、体に大きな変化があった後にもみられる現象です。[2][5]
食事量の低下や栄養不足
マンジャロの使用中は、食欲や食事量が変化することがあります。食べる量が極端に減り、髪の材料となるたんぱく質や、鉄、亜鉛などの栄養素が不足すれば、抜け毛に影響する可能性があります。
体重を減らすために食事を抜いたり、特定の食品だけで済ませたりする必要はありません。食事量が少ないときほど、限られた量のなかで必要な栄養を確保することが大切です。
体重減少以外の要因
抜け毛の原因は、マンジャロや体重減少だけとは限りません。強いストレスや睡眠不足、出産、甲状腺疾患、貧血、加齢、遺伝的な脱毛など、さまざまな要因が考えられます。[5]
マンジャロを使い始めた時期と抜け毛が増えた時期が重なっていても、それだけで原因を判断するのは困難です。気になる場合は、体重の変化や食事量、ほかの症状も含めて医師へ伝えましょう。
マンジャロによる抜け毛はいつから起こる?
急激な体重減少などによる休止期脱毛症の場合、体に変化が起きた直後ではなく、一般的には2〜3か月ほど経ってから抜け毛が目立ち始めます。[5]
そのため、抜け毛が増えたときは、直近の数日間だけでなく、数か月前からの体重や食事、体調の変化を振り返ることがポイントです。
ただし、抜け始める時期には個人差があり、すべての脱毛が休止期脱毛症に当てはまるわけではありません。急に多く抜けるようになった場合や、部分的に髪が抜けているときは、早めに医療機関へ相談してください。
マンジャロによる抜け毛はいつまで続く?元に戻る?
休止期脱毛症による抜け毛は一時的なことが多く、原因となった体の変化が落ち着くにつれて改善していくとされています。[5] 抜け毛が続く期間は一般的に数か月ですが、髪の状態が戻るまでにはさらに時間がかかる場合があります。
髪には成長サイクルがあるため、体重や食事が安定しても、すぐに元の状態へ戻るとは限りません。抜け毛が落ち着き、新しい髪の成長を実感するまでには時間が必要です。
また、別の種類の脱毛や病気が隠れている可能性もあります。「必ず自然に戻る」と自己判断せず、症状が続く場合は皮膚科などで原因を確認しましょう。
抜け毛が気になるときに見直したいこと
マンジャロ使用中に抜け毛が増えたと感じたら、次の点を確認してみましょう。
- 短期間で体重が大きく減っていないか
- 食事量を極端に減らしていないか
- 肉・魚・卵・大豆製品などからたんぱく質をとれているか
- 主食・主菜・副菜を組み合わせているか
- 吐き気などの副作用で食事を十分にとれない状態が続いていないか
- 自己判断で用量を増やしていないか
- 睡眠不足や強いストレスが続いていないか
食事だけで必要な栄養をとることが難しい場合は、医師や管理栄養士へ相談する方法もあります。サプリメントを多くとれば抜け毛を防げるとは限らず、過剰摂取が体に負担をかけることもあるため、自己判断で大量に使用するのは避けましょう。
マンジャロの副作用全般については「マンジャロの副作用と対処法」でも詳しく解説しています。
抜け毛が増えたらマンジャロを中止したほうがよい?
抜け毛が気になる場合も、自己判断ですぐにマンジャロを中止する必要があるとは限りません。
脱毛の原因や程度、体重の減り方、食事量、ほかの症状によって適した対応は異なります。用量の維持・変更・中止については、処方した医師へ相談しましょう。
また、体重が減らないからといって、自分で用量を増やしたり、注射の間隔を短くしたりしないでください。急激な体重減少や副作用を避けるためにも、医師が確認しながら適切なペースで進めることが大切です。
抜け毛が気になるときの相談先と受診の目安
抜け毛が気になる場合は、まずマンジャロを処方した医師へ相談しましょう。
特に、次のような変化がみられるときは、早めに医療機関を受診してください。
- 抜け毛が急に増えた
- 地肌が目立つほど髪が減っている
- 円形や部分的に髪が抜けている
- 頭皮に赤み、痛み、かゆみなどがある
- 強い疲労感、動悸、息切れなどを伴う
- 吐き気などで食事を十分にとれない
- 短期間で体重が大きく減った
- 抜け毛が数か月続いている
部分的な脱毛や頭皮の症状がある場合は皮膚科、動悸や強い疲労感などを伴う場合は内科も相談先になります。
受診時に、抜け毛が始まった時期や体重の推移、食事量、マンジャロの用量と変更時期を伝えられるよう、あらかじめ記録しておくとよいでしょう。
ジュニパーなら使用中の抜け毛や体調について相談できる
ジュニパーは、オンラインで医師の診察を受け、お薬を自宅で受け取れるメディカルダイエットプログラムです。
マンジャロの使用中に抜け毛や食事量の変化が気になる場合は、一人で判断せず、処方を受けた医師やサポートチームへ相談しましょう。ジュニパーでは、お薬の使い方や体調の変化について、いつでも相談できます。

マンジャロと抜け毛についてよくある質問
Q. マンジャロを使うと必ずはげますか?
マンジャロを使用した方に脱毛がみられたという報告はありますが、使用すれば必ず抜け毛が増えるわけではありません。また、マンジャロが直接脱毛を引き起こすかどうかは、現時点では明らかになっていません。[1]
急激な体重減少や食事量の低下、ストレスなどが関係する可能性もあります。
Q. マンジャロによる抜け毛はいつから始まりますか?
急激な体重減少などによる休止期脱毛症の場合、原因となる変化から2〜3か月ほど経って抜け毛が目立ち始めることがあります。[5]
ただし、時期には個人差があり、ほかの原因による脱毛の可能性もあります。
Q. 抜け毛はどのくらい続きますか?
休止期脱毛症は一時的なことが多く、一般的には数か月かけて落ち着いていきます。[5] 回復までの期間には個人差があるため、抜け毛が続く場合や悪化しているときは医療機関へ相談しましょう。
Q. 抜け毛が増えたらマンジャロを中止すべきですか?
自己判断ですぐに中止する必要があるとは限りません。抜け毛の原因や程度、体重の変化、食事量などを確認したうえで、用量の変更や中止が必要かを医師が判断します。
Q. たんぱく質やサプリメントをとれば予防できますか?
たんぱく質などの栄養を不足させないことは大切ですが、特定の食品やサプリメントで脱毛を必ず予防できるわけではありません。食事内容が気になる場合は、医師や管理栄養士へ相談してみましょう。
Q. ウゴービなど、マンジャロ以外のお薬でも抜け毛は起こりますか?
ウゴービなど、体重減少に使用されるほかのお薬でも脱毛は報告されています。[4] 急激な体重減少や食事量の低下による休止期脱毛症は、マンジャロだけで起こるものではありません。
ただし、お薬によって有効成分や承認された対象が異なるため、発生率を単純に比較することはできません。
まとめ
マンジャロなどのGLP-1関連薬を使用した方では、脱毛リスクの上昇を示す研究があります。ただし、マンジャロが直接の原因なのか、急激な体重減少や食事量の低下などを介して起きるのかは、まだ明らかになっていません。
抜け毛が気になるときは、体重の減るペースや食事量、栄養バランスを振り返ってみましょう。自己判断でマンジャロの用量を変更したり中止したりせず、処方した医師へ相談することも大切です。
急激に抜け毛が増えた場合や、部分的な脱毛、頭皮の異常、強い疲労感などを伴うときは、皮膚科や内科などの受診も検討してください。
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※本記事の情報は2026年10月7日時点のものです。 ※本記事は情報提供を目的としており、個別の診断や医療上の助言に代わるものではありません。 ※マンジャロは、日本国内では2型糖尿病のお薬として承認されています。減量を目的とした使用は、国内で承認された効能・効果の範囲外です。 ※適応外使用の場合、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。 ※ジュニパーのメディカルダイエットは、保険適用外の自由診療です。 ※効果や体重の変化、副作用の現れ方には個人差があります。

