「マンジャロをしばらく休薬していたけれど、再開できる?」
「2週間休んだら、何mgから再開すればよい?」
「手元に残っているマンジャロを、そのまま使ってよいの?」
マンジャロは、休薬・中断した後でも再開できる場合があります。ただし、以前と同じ用量から再開できるとは限りません。
空いた期間や休薬前の用量、中断した理由、現在の体調などを確認したうえで、医師が再開方法を判断します。
この記事では、マンジャロを休薬した期間ごとの考え方や、再開前に医師へ伝えたいこと、自己判断で避けたい対応について解説します。

マンジャロは休薬・中断した後でも再開できる?
再開するタイミングや用量を判断するために、医師は主に次のような情報を確認します。
- 最後にマンジャロを注射した日
- 休薬前に使用していた用量
- 休薬・中断した理由
- 休薬前にみられた副作用
- 現在の体調や食事量
- 併用しているお薬や持病
- 妊娠の可能性や今後の予定
患者向医薬品ガイドや電子添文には、投与を忘れた場合の対応が記載されています。一方、数週間から数か月休薬した場合について、すべての方に共通する再開用量は示されていません。[1][2]
「○週間以内なら以前と同じ用量」「○か月休んだら必ず2.5mgから」と期間だけで判断せず、処方した医師や利用している医療機関へ確認しましょう。
「打ち忘れ」と「休薬後の再開」は分けて考える
1回打ち忘れた場合の対応と、数週間以上休薬した後の再開では、確認するポイントが異なります。
電子添文に記載されている「次の注射予定日まで72時間」という基準だけで、長期間の休薬後に使用する用量を決めることはできません。[1][2]
打ち忘れた場合の詳しい対応や曜日の変更方法は、「マンジャロを打ち忘れたら?何日以内に打つか・注射日の変更方法」をご覧ください。

マンジャロの休薬期間別にみる、再開するときの考え方
「最後の注射から1週間」と「予定していた注射日から1週間過ぎた」では、状況が異なります。マンジャロは週1回使用するお薬なので、最後の注射から1週間経ったこと自体は、通常の投与間隔に当たります。
ここでは、予定していた注射を見送るなど、通常の週1回の使用を中断していた場合について、再開前に確認したいポイントを整理します。
マンジャロを1週間休薬した場合
予定していた注射を1回見送った場合は、単に打ち忘れたのか、体調などを理由に休薬していたのかを確認することが大切です。
特に、次のような場合は、再開前に医師や薬剤師へ相談してください。
- 吐き気や下痢などの副作用で休んでいた
- 食事や水分を十分にとれていない
- 手術や検査のために休薬していた
- 休薬前に強い体調変化があった
- 再開する用量に迷っている
休薬期間が短くても、中断した理由や現在の体調によって対応は変わるため、相談する際は「1週間休んだ」と伝えるだけでなく、最後に注射した日と、見送った注射予定日も知らせましょう。
マンジャロを2週間休薬した場合
予定していた週1回の注射を2回続けて見送った場合は、以前と同じ用量で再開してよいか、処方元へ確認しましょう。再開時の用量は、休薬前の用量や副作用歴、現在の体調などを踏まえて医師が判断します。
「2週間休んだから必ず2.5mgへ戻る」「以前と同じ用量で問題ない」と、期間だけで判断することは避けてください。
相談する際は、最後に注射した日と休薬前の用量を伝えましょう。吐き気や下痢、便秘、腹痛などがあった方は、症状の程度や現在も続いているかも知らせてください。
マンジャロを1か月以上休薬した場合
1か月以上休薬している場合は、休薬前と現在で、体調や食事量、体重、併用薬などが変化していることも考えられます。手元に以前処方されたマンジャロが残っていても、そのまま使用せず、まず処方元へ連絡しましょう。
再開を検討するときは、次のような点も確認します。
- 休薬した理由が解消しているか
- 現在の健康状態に変化がないか
- ほかのお薬が追加・変更されていないか
- 妊娠している、または妊娠の可能性がないか
- 手術や検査後の場合、食事を問題なくとれているか
- 残っているお薬を適切に保管できていたか
- 使用期限が切れていないか
長期間休薬したからといって、再開できないと決まっているわけではありません。現在の状態を確認しながら、再開するタイミングや用量を医師と検討します。
休薬前と同じ用量で再開できるとは限らない理由
マンジャロは、低い用量から段階的に増やしていくお薬です。
電子添文では、週1回2.5mgから開始し、4週間使用した後に5mgへ増量します。さらに増量する場合も、4週間以上の間隔を空けて2.5mgずつ調整することとされています。[2]
少ない用量から始める背景には、吐き気や下痢、便秘などの胃腸症状への配慮があります。[3]
ただし、これは使用を開始するときの標準的な進め方であり、休薬後の再開用量を一律に示すものではありません。
休薬前に問題なく使えていた場合でも、空いた期間や現在の体調によっては、同じ用量からの再開が適さないことも考えられます。以前の処方内容をそのまま再現せず、医師へ確認してください。
なお、電子添文に記載されている用法・用量は、日本国内で承認されている2型糖尿病に対するものです。減量目的での使用は承認された効能・効果の範囲外であり、実際の用量や進め方は、診察を行った医師が一人ひとりの状態に合わせて決定します。
休薬した理由によって再開時の対応は異なる
マンジャロを休んでいた理由も、再開方法を考えるうえで大切な情報です。
吐き気や下痢などの副作用で休薬した場合
副作用を理由に休薬していた場合は、症状が落ち着いたからといって、すぐに以前と同じ用量で再開できるとは限りません。
症状の種類や程度、続いていた期間、現在の食事量や水分摂取の状況を医師へ伝えましょう。
特に、次のような状態があるときは、再開を急がず医療機関へ相談してください。
- 水分や食事を十分にとれない
- 嘔吐や下痢が続いている
- 強い腹痛がある
- めまいや立ちくらみがある
- 尿量が少ない
- 強いだるさが続いている
嘔吐や下痢が続くと、脱水や急性腎障害につながるおそれがあります。また、嘔吐を伴う激しい腹痛などは、急性膵炎の可能性もあるため注意が必要です。[1][2]
強く続く腹痛や繰り返す嘔吐がある場合は、通常の診察日を待たず、速やかに医療機関を受診してください。
手術や検査のために休薬した場合
手術や胃内視鏡検査などのために休薬していた場合は、処置が終わったことだけで再開時期を判断できません。
食事を問題なくとれているか、吐き気や嘔吐がないか、手術後の経過に問題がないかなども確認する必要があります。
休薬期間や再開時期は、患者さんの状態や処置の内容を踏まえて医師が判断します。[4]
手術や検査を担当した医師と、マンジャロを処方した医師の両方から指示を受けている場合は、その内容を共有し、再開方法を確認しましょう。
妊娠・妊娠希望のために休薬した場合
妊娠している方や妊娠している可能性がある方は、マンジャロを使用できません。
患者向医薬品ガイドでは、妊娠する可能性のある方について、使用中および使用終了後1か月間は避妊するよう記載されています。[1]
妊娠を理由に休薬した場合や、今後妊娠を希望している場合は、再開前に必ず医師へ伝えてください。授乳中の方も、使用について相談が必要です。
費用や旅行などの事情で休薬した場合
費用や旅行、仕事などの事情で休薬していた場合も、休薬前の用量や空いた期間、現在の体調を処方元へ伝え、再開方法を確認しましょう。
旅行などで保管環境が変わったときは、残っているマンジャロを使用できる状態か確認することも大切です。
凍結した場合や、定められた保管条件から外れていた場合は、見た目に問題がなくても使用できない可能性があります。[1][2]
今後の旅行や出張が決まっている方は、出発前に注射日や持ち運び、保管方法を相談しておくと安心です。
マンジャロを再開する前に医師へ伝えたいこと
再開について相談するときは、次の情報をまとめておくと状況を伝えやすくなります。

最後に注射した日がわからない場合は、無理に推測せず「不明」と伝えて構いません。注射記録やカレンダー、処方履歴が残っていれば、相談前に確認してみてください。
マンジャロの再開時に避けたいこと
休薬後にマンジャロを再開するときは、次のような対応を避けましょう。
休薬前の用量を自己判断で使用する
体重が増えた、食欲が戻ったという理由だけで休薬前の用量を使用せず、再開時の用量を医師へ確認してください。
使用しなかった分をまとめて注射する
休薬中に使用しなかった分を取り戻そうとして、複数回分をまとめて注射してはいけません。[1]
自己判断で注射間隔を短くしたり、複数本を使って用量を増やしたりすることも避けてください。
副作用が続いている状態で再開する
吐き気や下痢が続いている、食事や水分を十分にとれない、強い腹痛があるといった場合は、再開よりも体調の確認を優先します。症状が続いていることを医師へ伝え、再開してよいか相談しましょう。
保管状態を確認せず残っているお薬を使う
以前処方されたマンジャロが残っている場合は、使用期限だけでなく、保管状態も確認する必要があります。凍結したものや、注入器に異常があるもの、薬液が濁っているもの、浮遊物があるものは使用できません。[1]
使用できる状態か判断に迷うときは、医師や薬剤師へ相談してください。
休薬中に食欲や体重が変化することはある?
マンジャロの有効成分であるチルゼパチドは、GIPとGLP-1というホルモンの受容体に作用するお薬です。
休薬すると、使用中とは食欲や食事量が変化する可能性がありますが、その時期や程度には個人差があります。
臨床試験では、チルゼパチドを中止したグループで、その後に体重が増加する傾向が確認されました。[5] 一方、すべての方が同じように体重を取り戻すわけではありません。
体重が増え始めたときも、焦って食事量を極端に減らしたり、自己判断でマンジャロを再開したりすることは避けましょう。
休薬中は、次のような習慣を無理のない範囲で続けることが大切です。
- 主食・主菜・副菜を組み合わせる
- たんぱく質を毎日の食事に取り入れる
- 甘い飲み物や間食の量を振り返る
- ウォーキングなどで体を動かす
- 体重をできるだけ同じ条件で測る
- 短期間の体重変化だけで判断しない
中止後の体重変化については、関連記事「マンジャロをやめたらリバウンドする?中止後の体重変化とやめ方」でも詳しく解説しています。
ジュニパーならマンジャロの休薬・再開についてもLINEで相談できる
ジュニパーでは、お薬の使い方や副作用など、マンジャロを使用するなかで生じた疑問を、LINEからメディカルサポートチームへ相談できます。
「数週間休薬してしまった」
「以前と同じ用量でよいかわからない」
「副作用で中断したけれど、再開を考えている」
このような場合も、最後に注射した日や休薬前の用量、現在の体調をお知らせください。

※処方の可否や再開時の用量は、診察を行った医師が判断します。
※強い腹痛や繰り返す嘔吐などがある場合は、LINEでの回答を待たず、速やかに医療機関を受診してください。
マンジャロの休薬・再開についてよくある質問
Q. マンジャロを1週間休薬してしまいました。再開できますか?
再開できる場合はありますが、休薬した理由や以前の用量、現在の体調によって判断が異なります。
最後に注射した日と、見送った注射予定日を処方元へ伝え、再開方法を確認してください。
Q. マンジャロを2週間休薬したら、2.5mgからやり直しますか?
2週間休薬した場合に、必ず2.5mgから再開するという一律のルールは示されていません。[1][2]
休薬前の用量、副作用歴、中断した理由、現在の体調などを踏まえて、医師が再開用量を判断します。
Q. 1か月休薬しても以前と同じ用量を使用できますか?
以前と同じ用量で再開できるとは限りません。
休薬中に体調や併用薬などが変化していることもあるため、手元にマンジャロが残っていても、そのまま使用せず処方元へ確認しましょう。
Q. マンジャロの再開は何mgからですか?
再開時の用量は一律に決まっていません。休薬期間や以前の用量、中断した理由、副作用歴、現在の体調などをもとに医師が判断します。体重や食欲の変化だけを理由に、自分で用量を選ぶことは避けてください。
Q. 休薬後に再開すると、副作用が再び出ることはありますか?
再開後に吐き気、下痢、便秘などが現れる可能性はあります。休薬前に問題なく使用できていても、同じ経過になるとは限りません。以前に出た症状を医師へ伝え、再開後に気になる変化があった場合も相談しましょう。
Q. 手元に残っているマンジャロを使用してもよいですか?
使用期限内であっても、再開の可否や用量、保管状態を確認する必要があります。凍結していた場合や、保管状況がわからない場合、注入器や薬液に異常がある場合は、使用せず医師や薬剤師へ相談してください。
Q. 休薬中に体重が増えたら、すぐ再開したほうがよいですか?
体重が増えたことだけで、すぐに再開すべきとは判断できません。休薬した理由や現在の健康状態、食生活なども確認しながら、今後の体重管理について医師と相談することが大切です。
Q. 副作用で休薬していました。症状が治まれば再開できますか?
症状が治まっても、すぐに再開できるとは限りません。副作用の内容や程度、空いた期間によっては、再開時の用量やタイミングを見直すことがあります。症状が始まった時期や経過も含めて医師へ伝えてください。
Q. 再開後は、以前と同じ曜日に注射しますか?
再開日と、その後に注射する曜日は、再開時に医師や薬剤師へ確認してください。通常の曜日変更については、「マンジャロを打ち忘れたら?何日以内に打つか・注射日の変更方法」で解説しています。
まとめ
マンジャロは、休薬・中断した後でも再開できる場合があります。ただし、空いた期間だけで再開方法や用量を決めることはできません。
再開を考えている方は、次の点を確認しましょう。
- 休薬前と同じ用量で再開できるとは限らない
- 再開用量は、休薬期間や以前の用量、副作用歴、現在の体調などを踏まえて医師が判断する
- 副作用や手術・検査など、休薬した理由を伝える
- 食事や水分を十分にとれていない場合は、体調の確認を優先する
- 休薬中に使用しなかった分をまとめて注射しない
- 残っているお薬は、使用期限と保管状態も確認する
「休薬前と同じ用量で大丈夫かな」と迷ったときは、最後に注射した日や用量、休薬した理由を整理し、医師や薬剤師へ相談してみましょう。
この記事の監修者
ジュニパー薬剤師 芝軒千紘
※本記事の情報は2026年10月17日時点のものです。
※マンジャロは、医師の処方が必要な医療用医薬品です。
※マンジャロは日本国内では2型糖尿病の治療薬として承認されています。減量を目的とした使用は、承認された効能・効果の範囲外です。
※ジュニパーのメディカルダイエットは、保険適用外の自由診療です。内容や費用は、使用するお薬やプランによって異なります。
※本記事は情報提供を目的としており、個別の診断や医療上の助言に代わるものではありません。
※用量や注射間隔を自己判断で変更せず、医師の指示に従ってください。
※適応外使用の場合、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
※効果や副作用の現れ方には個人差があります。


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