< />

ダイエット注射で体重を減らす仕組み

減量の注射薬の効果や作用、期待できる平均減量値について詳しくご紹介します。

5
分で読めます
4
つの参考文献
スキップ:

減量を始めるのはなかなか勇気がいるもの。特に、これまでいろいろなダイエットの方法や運動などを試してきたなら尚更です。一時的に体重が減っても、リバウンドをしてしまうことも珍しくありません。

様々なダイエットや運動では十分な効果が見られない場合に(そもそもほとんどのダイエットの方法は持続的な減量には不向きです)、他に方法がないかと考えることでしょう。オゼンピックというダイエット注射が、そんなあなたの役に立つかもしれません。

ダイエット注射は、すでに目新しいものではありませんが、最近特に注目を集めています。自分で注射を打つのは怖いと感じるかもしれませんが、オゼンピックはあなたの体重を減少させ、健康の向上を促進します。

だからこそ、ジュニパープログラムではダイエット注射を採択し、管理栄養士やヘルスコーチによる生活習慣のコーチング、提携医師による継続的な経過観察、そして同じ目標を持つ仲間とのプライベートコミュニティーを組み合わせたオンラインサービスを提供しています。

この記事では、ダイエット注射による減量のメカニズムや、どれくらいの体重の減少が期待できるのか、といったテーマをまとめました。

ダイエット注射で本当に体重は減少するの?

オゼンピックのようなダイエット注射は減量にとても効果があります。

減量には摂取カロリーの制限と運動療法が用いられることが多いですが、蓄積された体重との決別は、生活習慣の見直しだけでは難しいことがあります。

減量薬はどのような仕組みで痩せるの?

食事制限と運動だけで体重を減らすのは本当に難しく、身体が自分の思うようにならないと感じることもあるかもしれません。そんな時、ダイエット注射は大きな救いとなります。この医薬品は身体の代謝のパターンをリセットしてくれるからです。

この医薬品は、グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)と同じように作用する分子からできています。GLP-1は、私たちの身体が食欲をコントロールするために生成するホルモンです。

ジュニパープログラムで採用している医薬品であるオゼンピックは、GLP-1と同じように食欲を抑え、満腹感を増幅するよう作用します。これにより、減らした体重を楽に保つことができます。健康的な食事や新しい運動メニューなどの生活習慣の変化と組み合わせることで、体重の迅速かつ持続的な変化が感じられることでしょう。

ダイエット注射を使用できる方について

ダイエット注射にはいくつかの処方基準があり、処方者は主にBMIの値から、こうした医薬品の処方が適切かを判断します。

ダイエット注射のような減量薬の処方が適切かを判断するため、ジュニパープログラムではプログラムを始める前に、あなたの体重とBMIを確認します。

ジュニパープログラムでは現在、BMI25以上、もしくは1つ以上の併存疾患がある場合はBMI23以上を、医薬品処方の基準値としています。

減量プログラムの始め方

ジュニパープログラムの提携医師のオンライン診察を経て、ダイエット注射の処方を提案されることがあります。この注射の処方は通常、食生活の長期的な見直しや、日常生活における運動量の増大といった、生活習慣を変化させる提案と併せて行います。

包括的な減量プログラムの一部として用いられる場合、ダイエット注射は体重減少の良いスタートを切るのに非常に効果的です。

さらにさまざまな生活習慣を見直すことで、高血圧や高コレステロールといった、その他の健康の課題も改善が可能です。

ダイエット注射の使い方

オゼンピックの服薬開始時に、医師が使い方を説明します。自分で注射を行うことは少し怖いかもしれませんが、注射ペンの針はとても細く、チクッとした感覚がするだけで、多くの方がすぐに注射に慣れていきます。

注射ペンには、処方期間中に必要な用量があらかじめ入っています。使用後は医療廃棄物として注射針の処分を行います。

医薬品は、太ももや上腕、腹部などの皮下の脂肪層に注射します。注射する場所は定期的に変えることが推奨されています。

注射にて服薬を行う理由として、この医薬品はタンパク質ベースであることから、経口摂取では消化器系で速やかに分解されてしまい、効果が得られないことがあります。

自身に注射を行うことに不安がある場合は、ジュニパーの医師にご相談ください。適切なアドバイスを受けることができます。

ジュニパープログラムがオゼンピックを処方する理由

ジュニパープログラムは、効果が確認された医薬品、ヘルスコーチング、そして継続的なサポートを組み合わせ、減量とその維持をお手伝いします。オゼンピックはセマグルチドを含むGLP-1受容体作動薬であり、その効果性の高さこそが、このプログラムがオゼンピックを処方する理由です。

オゼンピックは、食欲を抑制し、満腹感を持続させること、そして脳の報酬中枢を刺激し食べ物への欲求を抑えることが臨床的に証明されています。長期的な減量の達成には、食事や運動の習慣の変更も欠かせません。私たちは医師の監修のもとに、生活習慣の3つの軸の変化を促す包括的なプログラムを提供しています。

体重に影響を及ぼす習慣を見直し、減量の目標達成を促進します。

ダイエット注射でどのくらい痩せられる?

平均的な体重減少の数値は一概には予測ができません。それぞれの方が異なる条件、例えば年齢や現在の体重、代謝量、健康の状態等から減量をスタートするからです。

明確なのは、この注射薬に含まれる医薬品によって、ジュニパープログラムのユーザーの多くが、プログラムの開始から数週間で数キロ単位の体重の減少を体験していることです。

どの程度の減量が期待できるかの参考となる近年の研究を2件ご紹介します。

2017年の研究では、5ヶ月間の肥満治療を受けた患者の25%が体重の10%以上の減量したことが確認されています。20週経った時点で、過半数(76.1%)が5%以上、28.3%が10%以上の体重の減少が見られました。

2020年の「International Journal of Obesity」に掲載された研究によれば、1年間の服薬を行った患者の体重は12.1%減少しました[2]。この成功の鍵として、さまざまな行動変容の導入が言及されています。(行動変容だけを行った場合と、行動変容とダイエット注射を組み合わせた場合とでは2倍近くの効果の差が見られました)。

ダイエット注射の費用

ジュニパープログラムには、医薬品の処方、ジュニパーの担当医との無制限の相談、ヘルスコーチング、マンツーマンの健康管理、ジュニパーのユーザーコミュニティへの招待、ウェルカムキットが含まれます。月の費用は55,500円、一日あたりの費用は約1,850円となります。

薬局やクリニックの場合はこの医薬品の処方のみでも同様の費用がかかることから、ジュニパーは費用対効果の高いプログラムです。さらに、この薬によって食欲が抑えられた多くのユーザーから、毎日の食費が下がったとの声をいただいています。Uber Eatsの注文やカフェでのランチなどよりも手の届きやすいプログラムだと私たちは考えています。

医薬品の効果はいつ現れるの?

上述の通り、オゼンピックには食欲を抑える作用があります。その他の減量の手段、例えば減量の外科手術等と比較すると穏やかなアプローチだと言えます。

それでも、いつ頃に効果が見られるのかは気になることでしょう。

ジュニパープログラムのユーザーの多くは、プログラム開始から数週間で減量の効果を体験しています。ただし、体重に関連する症状や持病のある方は、効果が現れるまでの期間がより長くなるかもしれません。

プログラムの医師に相談をすることで、期待できる効果については、身体の状況をもとに適切な見立てを得ることができます。

ダイエット注射の継続期間は?

プログラム開始から12週の間、処方医が減量の進捗を確認します。この間に、体重の5%以上の減量が確認できた場合には、服薬を継続することができます。

一般的には服薬の期間9ヶ月から12ヶ月となるケースが多いです[3]。

服薬中の食事について

ヘルスコーチから服薬中に適した食事のアドバイスを受けることができます。食欲が抑えられることで、食事の量が減り、満腹感を感じやすくなることに気づくかもしれません。

プログラムでは、砂糖や不健康な脂肪を控え、栄養価の高い穀物、野菜と果物を中心とする、健康的でバランスの取れた食事の指導を行います。

ダイエット注射の副作用

この医薬品の安全性は確立されていますが、いくつかの副作用を経験することがあるかもしれません。最もよく見られる副作用には、吐き気、嘔吐、下痢、便秘などが挙げられます。

また、報告例は少ないですが、以下の副作用についても注意をいただきます。

  • 低血糖(糖尿病治療薬を服用している場合)
  • 膵炎
  • 胆のうの症状
  • 甲状腺の症状
  • 腎障害
  • うつ病
  • 自殺念慮

このプログラムが適切であるかを判断できるよう、これまでの既往歴について処方医への十分な説明と共有をお願いします。

減量の手段として、医師を通じたダイエット注射の処方を選択することは安全で効果的なアプローチです。処方によって代謝をリセットし、健康的な体重の獲得と維持を長期に渡り達成することができます。ジュニパープログラムの医師とヘルスコーチはいつでもあなたをサポートします。

ダイエット注射をすべきではない方

多くの方にとって、オゼンピックは安全な減量薬ですが、特定の薬医薬品の服薬または症状をお持ちの方については、リスクが高まるなど、服薬が推奨されない場合があります[4]。以下に該当する方にはオゼンピックを使用すべきではない(または特別な注意が必要)とされます。

  • 注射の成分のいずれかにアレルギーがある場合
  • インスリンやその他特定の医薬品を服用中の糖尿病患者
  • 腎臓に問題がある
  • 消化器系に特定の問題がある
  • 摂食障害既往歴
  • 妊娠中、授乳中、または妊娠を計画している

上記は網羅的なリストではありません。ジュニパープログラムの医師とのオンライン診察で、オゼンピックの処方があなたの状況に適切かをしっかりと確認いたします。

次を読む